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おにぎり家族の美味しいお話し

第1話「海苔って、なんで、海苔っていうの?」

ただいま~
きょうの遠足のおにぎり、
とってもおいしかったよ。

それは、よかったわ。

また、遠足のときは
おにぎりつくってね。

いいわよ。

でもさぁ、
「のり」って、なんで、
「のり」って言うの?

みのりは、そんなことも知らないのかよ。
「のり」って言うから、「のり」なんだよ。

それじゃ、わからないよ~

なんで「のり」と呼ぶかと言うと、
「のり」は「滑(ぬら…ぬるぬるするという意味)」が
なまってできた言葉なのよ。

そうなんだぁ~

「のり」と言う言葉は、
日本に文字が伝えられる前から
使われていたみたいなの。

スゴイ!スゴイ!
ずっと昔から、「のり」っていう
言葉があったんだね。

「海苔」という漢字が
使われるようになったのは、
300年くらい前の江戸時代に
なってからなのよ。

へぇ~、そうだったんだ。

じゃあ、いつから、
日本人は「海苔」を食べていたか

わかるかな?

わからないなぁ~

海に囲まれた日本は、
昔から海と関わり合いがあったの。

実は、一万年も前の貝塚から、
アラメやホンダワラなどの
海藻類が見つかっているのよ。

一万年も前から!?

昔の日本人は、
いろんな海藻を食べていて、
その中に「海苔」もあったと
言われているの。

そうだったんだ。

お母さん、もっと、海苔のお話してよ!

貝塚(かいづか):
古代の人のゴミ捨て場。当時の人々が捨てた貝殻が積み重なったもの。
アラメ     :
コンブ科の海藻。長く硬い茎を持ち、その先端が短く枝分かれし、たくさんの葉が付いている。
ホンダワラ   :
褐藻綱(かっそうこう)ホンダワラ科の海藻。海藻の中で最も進化した仲間で、長いものは数mまたは十数mにもなる。
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